父の訃報

骨折して入院した父が

具合が悪いというのは数日前に聞いた。

 

今日になり

数値が悪いから転院だということで救急車で転院して

姉が転院先に行ってほどなくして、心臓が止まったと。

 

転院すると聞いた時、やばいとの事だったので、行った方が良いのか?と覚悟したものの、

姉からとりあえず大丈夫そうだと聞いて予約していた歯医者に行ってた。

そこで、LINEで訃報が入ってきたのだ。

 

ふつうに歯のクリーニングを終えてから

バッグに必要なものを詰めて出た。

埼玉の病院は遠くて向かってるのに中々到着出来なかった。

 

病室で父と対面して、医師から説明を聞いて

葬儀屋さんに父を預けて、

帰ってきた。

 

でも実感がわかなくて。

これまで父とあまりにも離れていたから。

 

父の銀行口座は私が管理しているし

実家も私が管理している。

けれど

 

この10年近く、会っていなかったせいか、実感がわかない。だから、あんまり泣いてない。

でも、元気は出ない。

父のことは子どもの頃は大嫌いだったし

大人になっても酒に溺れた父は最低だと思っていた。

幼少期から可愛がってもらった記憶はほぼないし憎んでいた。

だけど

何でだろう、やっぱり寂しいし、訃報は辛い。

 

お母さんも、おばあちゃんも、お父さんも亡くなってしまった。

 

そして、これから待っている実家の片付けやら

相続の問題やら、後処理を考えると、そのあまりの膨大さに、気持ちが滅入る。

 

明日は朝から、実家で葬儀屋さんと打ち合わせをする。

メインは兄貴だけど、私も立ち会って決める。

 

おそらく3日以内に火葬だ。

 

あっけない。後処理は膨大だけど、

お父さんの80年は、あっけなく、3日以内に終わる。

まだ気持ちが追いつかない。