一人で入院して一人で退院する - 感情日記　black monday’s diary

とある仏具店へ、電車を乗り継いで行った。

黒塗りの本位牌を注文するために、電車を乗り継いで行った。

葬儀屋からもらった書類の中に、とある仏具店のクーポン券が入っていて、

戒名文字入れがそのクーポンで無料になった。

お位牌は、先に亡くなった母のものと差がでないよう、似たようなものにした。

私が考えていたお位牌代より、倍くらい高かったけど、仕方ない。クーポン券で少しでも安くなって良かった。

ネットで見るともっと安く買えそうだったけど…母のと合わせる為にこの目で見て買いたかったし、不安だから接客してもらって、人から買いたかった。

四十九日まであまり時間がなく、安い位牌を探すことよりもギリギリまで戒名をつけることに時間を使った。

これらは、仕方ないけど、一人でやるのである。

戒名も私が気持ちを込めて作ったので、私が一人で勉強して付けた。

お葬式の時は葬儀屋さんが親切丁寧に相談に乗ってくれたし、役所での手続き系も役所の人が親切に教えてくれた。だが、私がやるのだ。全てがそう。

数年前、入院した時も、一人で入院して一人で退院した。

テレビで有名人が不倫騒動か何かの時に、「一人で入院して一人で退院したのが寂しかった」的なことを言っていたが、

甘えんじゃねえ　と思う。

寂しいと感じる程度が人それぞれ違うのは仕方ない。

けど、この有名人には病気してる奥さんがいて、そういう人が言うセリフではないのだ。

そして、そのくらい何よ、と思う。

私だって、全部一人でやってる。寂しいけど、それでも一人でやるんだ。

でも、心が壊れそうになる。

最近、ずっと、ぼーっとしていると言うか、何やらなくちゃいけないことが沢山あって、それをこなそうと動くんだけど、その為に必要な書類を忘れてきたり、してしまうの。

多分、辛いんだと思うんだ。

色々なことが、私一人に降りかかってくる。それは構わないのだが、心配すらしてくれない兄弟に腹が立つ。