割りを食う話

昨日、久しぶりにお友達に会ってきて、銀座でローストビーフを堪能しました。

美味しかった〜。

 

でも、何だか疲れてしまって…

たくさん笑ったけど、疲れちゃった。

 

お友達はよく喋る。

私は話すのが得意ではないので、聞き役。

ひと通り最近の趣味のお話などを聞いて、落ち着いた頃に彼女から聞くお話が毎度同じ話なんだけど、

離婚した旦那さんに言われた言葉。

 

 

『君はひとりでもやっていけるけど、彼女は助けてあげないといけないんだ』

 

それを受けて彼女は

『弱い人は得してる。私は歯を食いしばって頑張ってるのに、報われない』と

 

毎回聞く話だから、よっぽど傷ついたんだろうな、と思う。もう、何年も前の話だろうに。

 

 

確かにひどい話だ。

 

 

でも、何回も同じ話を聞いていると、フト思う。

本当にそういう話なのかな?と。

彼女の捉え方は、もしかして素直すぎるのかもと。

 

 

だって、ようは夫に好きな人が出来たっていう話でしょ?

そりゃ、あばたもえくぼ。恋してるからそういう発言が出てきても不思議ではない。

 

 

 

だから、そんなに気にする事はないのでは…。

 

 

 

私は逆に、その男にムカつきます。

 

理由つけてもっともらしく喋ってるけど、お友達が繊細じゃないとでも?

歯を食いしばって生きてるのを、身近にいて知ってたはずでしょう!

その彼女にそんなこと言うなんて、なんて最低な男!と思った。

 

だから、悪いのはその男。

弱い人が得する話ではない!

 

それを伝えたかったんだけど、彼女には伝わらなかった。

だって、自分が割をくってるというのが彼女の定番の話だから…

 

彼女は、自分が割をくってて、それがイヤ!!って事を全力で訴えてくる。

 

『仕事が出来ない人が近くにいると、自分がわりをくう。自分だって頑張ってやってるのに、出来ないからって甘やかされてこっちの仕事量が多くなる。不公平』とか。

 

 

お友達は、

誰かがやらなきゃならないけど誰もやらなかった事が回ってくる役回りだったのかな?

そこに関しては相当恨みが溜まってるというか、根が深い。

 

 

私だってわりをくう事はある。

色々あった。

 

だけど私は、仕事が出来ない人も働かないと生きていけないから。と思うのよね。

 

 

仕事が出来ないというのは、どういう段階なのか。

経験値が浅くてまだ出来ない事なのか

本当に苦手な事なのか、

発達障害的な影響で仕事が出来ないのか、

 

 

 

サボっているわけじゃないのなら、結局のところ

 

『仕方ないじやん』

 

て思うんだけど。

もちろんわりをくったらその瞬間イラっとするのかなとは思うけど、

 

全力で愚痴る話なのかなぁ。許す事は必要だよねえ。

あと、長い目で見たら、得意分野、苦手分野はそれぞれ違うから…

自分が助けてもらう事もあるかもしれないじやん。

 

あと、仕事出来ない人も苦しんでるから…。

みんなから白い目で見られるような、惨めな気持ちを味わなくていいなら、幸せだよ…。

 

何か、お友達の話を聞いてて、疲れちゃったんだ。