空き家になっている実家へ

新年。1月3日に空き家になっている実家へ行く。

理由は実家のアパートの、外玄関の蛍光灯を変えるため。

あと、年末に掃除したけどまだ足りないから落ち葉と椿の花びらの掃除。

腰をかがめ箒を手に、落ち葉を撫でるようにちりとりへのせる。

ガサッガサッという音を聞きつけたのか、すぐ上に住むアパートの住人の女性が、挨拶に来てくれた。

そして、年末にも遊びに来てくれた猫も。

ごめんねえ。何か持ってくれば良かったねえ。と話していたら、優しい住人の女性が、かつお節を出してくれた。

良かったね。猫ちゃん。

 

猫が遊びに来て

近所の人が話しかけてくれる生活。

手間がかかるけど、春には芽を吹き、落ち葉が

はらりと地におりる家が良いのかもしれない。

 

花びらが、向かいの家に飛んでゆく。

すみません、うちの花びらが。

お互い様よお〜。いつも綺麗なお花、見せてもらっているから。

お花にね。めじろが、来るのよ。

 

そう教えてくれた。

めじろっていう鳥がいる事を初めて知って、ネットで検索してみると柿をつついている画像が出てきた。

そうか。秋にうちの庭の柿が実ったらこの鳥が食べに来るんだ。

 

鳥が遊びに来て

猫が遊びに来て

近所の人と会話をして平和に暮らす。

 

おばあちゃんはチビ太を連れて散歩をして

アパートの住人と話をして、家の前の草をむしり、落ち葉をはき、寒い冬はホットカーペットの上に布団をかけて横になって、あ〜あったかいって笑顔になった。

 

私も同じ道を辿ろうとしているのかしら。

だって、そういう生活も良いなぁって思うから。