ロメールの映画を、暇を見つけては全部観ようとしている今日この頃。
今日は海辺のポーリーヌを観ました。
いや〜最初と最後の門の画が良いよね。
もう、最初のワンカット目でゾクゾクする。素敵なんだ。
関係ないけど、海辺のポーリーヌを観る前、
仕事に関連のある作品(日本のアカデミー賞撮った大作映画)を観ようとしたんだけど、全然ダメだった。
うけつけられませんでした…。
たしか最初、ドローンカットから入ってんだけど、『それなり』にかっこよく撮れてるけど『それなり』なだけで、何も呼び起こされない。逆に安いと思うし、申し訳ないけど逆に冷める。というのは、これが『良い』と思ってる感じがみえみえで腹立たしい。
物語が実話に基づいた社会はドラマだから仕方ないとは言え、最初から仰々しい感じでウンザリ。すぐにヤメてしまった。
それに比べて海辺のポーリーヌのあのワンカット目はすごく良い!
フィックスで門を正面から撮ってる。それだけなのに、すごく良いなぁてホントに思う。
門が開いて、これからどんな物語が始まるのかな、てドキドキワクワクする。
良いんだよなぁ〜
内容は大したことない恋愛の話なんだけど、それが何故か面白い。観ていられる。
画の一つ一つも良いので、飽きることなく最後まで観れた。
ロメールって良いなぁ。
もう、お金だけかけて全てにおいて仰々しい日本の大作映画なんかやめてほしい。だって中身は鼻くそみたいじゃん。
つくづく、自分は感性だけで生きてると思う。
ああ、そこにどっぷり浸かりたい。